ゲイには出会いがないと言うと、きっと多くの方が「新宿二丁目に行けばいいじゃん」と思うかもしれません。しかしあれは都心に住んでいるごく限られた人たちの為の出会いの場。僕のように地方に住んでいるゲイは、そんな盛り場に足を運ぶことも出来ません。それに地方には新宿二丁目のような盛り場はないし、都心のようにゲイというのが周知されていないので、出会いは全くありません。職場でカミングアウトできるわけではないので、たとえゲイの人と出会いがあったとしても、お互いそれに気づかずに過ごしていると思います。

 

そうなると、ゲイにはリアルな出会いは一切ありません。本当は胸を張って自分は男が好きなんだって言えればいいのですが、この日本ではまだまだ軽蔑される対象です。家族にだってカミングアウト出来ないんだから、他人に本当のことを明かすなんて不可能に近いです。

 

僕はインストラクターをしているので、普通の男性よりは逞しい体をしています。そのためフィットネスクラブに通っている多くの女性から告白されることがあるんです。同僚には羨ましいと言われますが、僕にしてみればいい迷惑です。ノンケの人が多くの男性にモテて喜ばないのと同じです。女性にモテても僕にとってはひとつも嬉しくありません。

 

それよりもひとりの男性と愛し愛され、ちゃんと恋愛をしてみたいと思っています。そのためにはまず出会いを探さなければいけません。しかしリアルな出会いはない。それで僕はゲイ同士の出会いをインターネットで探すことにしました。インターネットなら、素直に自分の事をカミングアウトできそうだったし、同じ気持ちの方がいると思ったから。

 

しかし中々簡単にはいきませんでした。正直ゲイである自分が悪いことをしているのかと思うような事がたくさんありました。